シロウツリ
Cubaris sp. "Kenting Granite"
Cubaris sp. "Kenting Granite"はグラニッドやシロウツリと呼ばれる白地に黒斑のダルメシアン柄が美しいダンゴムシ。
そのルーツは台湾の石灰岩地に生息するケンティンと呼ばれるネッタイコシビロダンゴムシの色彩変異で、著名なワラダン愛好家により固定化されたの品種だそうです。
その一部は海外へ渡り『Shiro Uturi』の名で広く流通しています。
強健でそれなりに産み成長も早い特性は原種と変わらず。環境が合えば瞬く間に殖えます。
お蔭で流通初期は数匹3〜5万円程した高額種も最近では値崩れして手軽に飼えるようになりました。
なかなか殖ず、飼育に苦労されてるケースが散見しますがヒアリングすると石灰質不足、通気不足、湿度勾配がとれてない場合が殆どです。
特に腐葉土飼育の場合、熟成具合や劣化が進むと酸性化するのでセッティング前に少量の有機石灰やサンゴ砂を混ぜ込み、表面にもサンゴ砂や石灰岩の砕石を撒くことをお勧めします。
そして、このての多産早熟型の大型種はあっという間に殖えて環境を悪くしてバタバタと数を減らしがちです。
糞やカビが目立ち始めたら早めにメンテナンスする事が、長期飼育のコツになります。
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